皆さん、寝ているときのブラはどうしていますか?
ノーブラで寝ている方、昼用のワイヤー入りブラを付けている方、締め付けがないノンワイヤーブラの方。
中でも昼用のワイヤー入りブラをしたまま寝ている方が多いのではないでしょうか?
本当に、ワイヤー入りブラでバストの型崩れを防ぐことが出来るのでしょうか?
また、ワイヤー入りブラを付けて寝ることによって何か影響があるのでしょうか?
この記事では「ワイヤー入りブラで寝ないほうがいい理由とナイトブラおすすめする理由」について、ご紹介していきます。
お好きな所からご覧ください
寝る時にブラはしない方がいいの?
みなさん、マリリン・モンローはご存知ですよね。
あの魅力的なボディーラインと美貌で世界を虜にした大女優です。
そのマリリン・モンローも寝ている時のバストの型崩れを防ぐためにブラをして寝ていた、と言われています。
ですがバストの型崩れはワイヤー入りブラでは防げないのです!
そして防ぐどころか、ワイヤー入りブラを寝る時に着用することで良くない影響もあるのです。
その理由はワイヤー入りブラの構造にあります。
昼用ブラの特徴は?
昼用のワイヤー入りブラは、バストをワイヤーでしっかりと固定することで下からバストを持ち上げ、カップを使ってバストをホールドしています。
そうすることで、立った姿勢や座った姿勢の時に、下方向へかかる重力から、クーパー靭帯やバストそのものを守っているのです。
みなさん、正しいブラのつけ方をご存知ですか?
このように前かがみになり、背中や脇のお肉をバストの方に持ってくるように集めるつけ方が、正しいワイヤー入りブラのつけ方とされています。
そうすることで、バストを守って正しい位置にホールドしながらも、バストのシルエットを整えて美しく見せることが出来ます。
昼のナイトブラの着用について知りたい方はコチラ!
>>ナイトブラ 昼
寝る時にワイヤー入りブラはしない方がいい!
昼用のワイヤー入りブラの特徴が分かったところで、なぜ寝る時にワイヤー入りブラを避けるべきなのか、1つずつ説明していきますね。
理由①寝る時の重力からバストを守れない
ワイヤー入りブラは先ほども説明したように、体を起こしている際の重力からバストを守るための構造になっています。
しかし、寝る時は仰向けやうつ伏せ、横向きなどいろいろな体勢になりますし、寝返りもしますよね。
全体のほとんどを脂肪という柔らかい組織で構成されているバストは、寝返りや体勢によっていろいろな方向に流れていきます。
ワイヤー入りブラには、体を起こしているときにバストにかかる下方向の重力に対しては効果を発揮しますが、寝る時のような横流れなどのバストの動きには対応していません。
「ブラを付けて寝ているから大丈夫!」
そんな安心感もあるとは思いますが、実はノーブラで寝ている方とそんなに変わりがないのです。
理由②そもそも設計が寝る時用ではない
そもそもワイヤー入りブラは、寝る時を想定しての設計はされていません。
そのため、ワイヤー入りブラをしたまま仰向けに寝てみると、カップに隙間が出来ませんか?
これは、ブラを付けるときに寄せた背中や脇のお肉が、また背中や脇に流れていってしまうことが原因です。
そうするとどうなるでしょう?
バストにフィットしないまま、寝返りをしてしまうため、結果としてバストはいろいろな方向に流れて、クーパー靭帯を傷つけてしまい最終的にバストの型崩れを起こしてしまうのです。
クーパー靭帯についてもっと知りたい方はコチラ!
理由③締め付けにより血行不良になる。
みなさん、ワイヤー入りブラを外したあとにアンダーバストやバージスライン、肩のストラップ部分に痕がついていることがありませんか?
ワイヤー入りブラは、アンダーバストを締めることによってワイヤーの機能を十分に発揮しています。
寝る時まで締め付けていると、血行やリンパの流れが悪くなり、血行不良や老廃物がたまりやすくなってしまいます。
そうなることで、バストの中のクーパー靭帯や乳腺に必要な栄養分や酸素が行き渡らなくなり、結果としてハリのないバストへと近づいてしまう結果となるのです。
理由④質のいい睡眠がとれなくなる
いいバストを作るためには、質のいい睡眠をとることで成長ホルモンと女性ホルモンの分泌を促すことが大切になります。
ですが、ワイヤー入りブラをしたまま寝ると、締め付けやブラジャーのずれによる不快感が強くなり、結果として睡眠の質が下がってしまいます。
理由⑤皮膚トラブルが起こりやすい
寝ている間は、約29℃の室温で8時間の睡眠をとった場合、約500mlの汗をかくと言います。
ワイヤー入りのブラは就寝用の設計ではないため、ずれやすい上に寝ているときの汗と相まって、ワイヤー部分やストラップ部分のかぶれやかゆみなど、肌トラブルを起こしやすいとされています。
締め付けがあって安心感のあるワイヤー入りブラですが、こんなに寝る時には着用を避けたほうがいい理由があるのです。
寝る時にスポブラはつけれるの?
「寝る時はスポーツブラじゃいけないの?」
確かにスポーツブラとナイトブラって形も似ているし、代用が出来そうですよね。
しかし、スポーツブラはナイトブラとしての代用はできません。
なぜなら「目的が違う」からです。
スポーツブラの特徴は?
スポーツブラの特徴は以下の通りです。
- 伸縮性があり、体にフィットすることでしっかりとバストを固定する
- 速乾性があり、汗が乾きやすい
- 体を伸ばしたり、捻ったりするような動作でもブラがずれないようになっている
スポーツをしている最中は、その運動が激しければ激しいほど、バストはいろいろな方向に動いています。
そうするとバストを上向きに支えてくれているクーパー靭帯が傷み、バストが垂れたり、形が崩れてしまいます。
スポーツブラはそういった運動中の揺れからバストを守り、バストの型崩れを防いでくれるのです。
運動中のブラについて知りたい方はコチラ!
>>ナイトブラ 運動
スポーツブラを寝る時に使わないほうがいい理由は?
スポーツブラはバストが揺れないように、バストを若干押し潰すような設計をされています。
バストの90%は脂肪で出来ており、その脂肪には形状記憶作用があります。
そのため、寝ている間もスポブラでバストを押しつぶしていると、脂肪がその形を記憶してしまい、結果としてバストの型崩れを促してしまいます。
さらに睡眠時間という長い時間バストを圧迫していることで、血行不良やリンパの滞留を招いてしまいます。
また、スポーツブラは運動時のバストの揺れを防ぐように設計されていますが、寝ている時のような横流れや寝返りなどは想定していません。
そのため、スポーツブラでは寝ている時の負荷には対応しきれないのです。
寝る時用のブラとは?
寝る時用のブラの機能はこちらになります。
- 寝返りや体勢ごとにかかる重力からバストを保護してくれる
- バストにしっかりとフィットするが、締め付けすぎない
- バストを正しい位置にホールドしてくれるので、バストアップ効果も見込める
- ワイヤーや固い素材が使われていないので睡眠を妨害しない
- しっかりとバスト全体をホールドしてくれ、バストの冷えを予防してくれる
この点を踏まえても、やっぱり寝る時には夜用のブラジャーを着用しましょう!
寝る時用のブラのおすすめが知りたい方はコチラ!
寝る時は夜専用のナイトブラがおすすめ!
寝る時に着用するには、やっぱりナイトブラがおすすめです。
寝る時にナイトブラをおすすめする理由は以下の5点です。
- 寝る時の重力からバストを守ってくれる
- バストの形を整えたり、バストアップができる
- 睡眠の質を上げてくれる
- 肌トラブルが少ない
- 冷え性の改善を促してくれる
1つずつナイトブラを使うべき理由をご説明していきます!
夜寝る時にナイトブラをつけたい理由
理由①寝る時のバストを守ってくれる
ナイトブラは、寝ている時のいろいろな方向にかかる重力からバストを守ってくれます。
例えば仰向けに寝ているときは、バストは首の方向や左右に広がっていきます。
そして横向きに寝たときには、下にした方向へと重力がかかり、流れていきます。
ナイトブラはその名の通り夜寝るときを想定して設計されているブラですので、全方向にかかる重力の全てをホールドするように出来ています。
そのためバストがいろいろな方向に動くことが少なく、しっかりとクーパー靭帯を保護することが出来、バストが離れたり、下垂するといった型崩れを防ぐことが出来ます。
理由②バストの形を整えたり、バストアップが出来る
ナイトブラは重力からバストを守って、正しい位置へとバストを持っていってくれるため、脂肪の形状記憶作用を利用して、形を整える効果があります。
また、ナイトブラは補正効果が高いため背中やアンダーバスト、脇に流れているお肉をバストに持ってくることができ、バストアップを図ることが出来ます。
バストの型崩れを防ぎながら、バストアップや形を整えてくれる作用があるなんで、本当にうれしい限りですよね。
メリット③睡眠の質があがる
「ナイトブラって窮屈で寝にくそうなイメージ・・・。」
筆者も、実際にナイトブラを使い始める前まではそう思ってました。
しかし、実はナイトブラには『睡眠の質を上げてくれる』というメリットがあるのです。
有名な下着メーカー、ワコールとオムロンの共同調査によると、なんとナイトブラをつけて寝ると、寝つくまでの時間が4分間も短縮されるという調査結果が出ています。
また、深い睡眠がとれた時間も12分間も長くなったそうです。
綺麗なバストを作るためには、良質な睡眠をとって、バストアップに大切な女性ホルモンと成長ホルモンの分泌を促進させることが大切です。
そのため安眠できる時間が長くなるのは、バストにとってもありがたいことですよね。
メリット④肌トラブルが少ない
ワイヤー入りブラはワイヤー部分やストラップ部分、または装飾部分の布地が固いものが多く、肌トラブルが多いとされています。
一方ナイトブラは寝る時につける目的のものなので、睡眠を妨害しないように綿やポリなどとても柔らかい素材でできています。
そのため、肌に擦れることも少なく、肌トラブルが少ないとされています。
理由その⑤冷え性改善になる
ナイトブラはバストを暖めて冷え性を改善してくれる、という効果もあります。
ワイヤー入りブラに比べてナイトブラはカップの面積が広いため、バストを冷えから守り、冷え性の改善をし、血行を良くしてくれます。
そうすることで肩こりの改善にもなりますし、何よりバストに十分な酸素や必要な栄養素が届きやすくなります。
いかがでしょうか?
実はナイトブラにはこんなにもたくさんのメリットがあるんですね。
その他にも、最近のナイトブラはひと昔前のナイトブラと違ってデザインやカラー展開が豊富で、選ぶだけで楽しくなります。
Viageナイトブラを実際に着てレビューしてみました!
ふんわりルームブラを実際に着てレビューしてみました!
ナイトブラを付けて寝ると乳癌になる!?
「夜寝るときにブラを着用して寝ると乳がんリスクが増える」
「ブラを着用する時間が12時間以上になると乳がんのリスクが増える」
みなさんはこういった噂を聞いたことがありませんか?
この噂は日本だけではなく、欧米でも都市伝説的に今もささやかれている噂です。
では、本当にそうなのでしょうか?
1995年にアメリカのあるサイエンスライターの夫婦が共同執筆した「Dressed to Kill:The Link Between Breast Cancer and Bras」という本があります。
この本には以下のような内容が書かれていて、世間に衝撃を与えました。
- ブラジャーを付けないオーストラリアの先住民の女性の乳がん発症率に比べて、ブラジャーを着用する文化が発達している先進国の女性の方が発症率が高い
- ブラジャーがリンパ系を締め付けることで、発がん性のある毒素が乳房内に滞留し、乳がんを発症しやすい(仮定)
- 乳がん患者2056人と乳がんではない2674人に「ブラジャーの使用状況」「着用時間」を調査し、乳がんの発症率との関係を調べたところ、ノーブラで過ごしている人に比べ、1日12時間ブラをつける人は乳がん発症率が約25倍、24時間つける人は約125倍になった
この本の内容がこの都市伝説の発端となったと考えられています。
しかし、この本を執筆した夫婦が医者でも研究者でもなく、調査方法も研究手法も正規の方法ではなかったため、すぐさま多くの学術団体がこぞって「科学的根拠がない」と反論しました。
ブラの着用時間と乳がんは関係なかった!
2014年にアメリカのがん研究センターのチームが、ブラジャーと乳がんの関連を完全に否定する本格的な研究結果を米の医学誌に発表しています。
この研究チームは55~74歳の閉経後の女性1513人(内乳がん患者1044人)を対象に、ブラジャーの着用時間や日数、使用しているブラのワイヤーの有無など7つの項目を中心に入念な調査を行いました。
その結果、全ての項目で乳がんの発症との関連はみられませんでした。
そして、研究チームはしっかりと論文内でブラジャーの着用時間と乳がんの発症率の関連性はないということを言っています。
つまり「夜ブラをして寝ると癌になりやすい」というのも「ブラの着用時間が長いと癌になりやすい」ということも、科学的根拠のない全くのデマということになります。
これで、安心して夜のバストケアをすることができますね。
ナイトブラのおすすめNo1が知りたい方はコチラ!
まとめ
いかがでしたか?
寝る時にワイヤー入りブラをしない方がいい理由と、ナイトブラをおすすめする理由についてご紹介しました。
記事内にあるランキングから自分に合ったナイトブラを見つけて、美バストを目指していきましょう。
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